現役プログラマーから見たプログラミング教育②

ロボ団泉大津校のロボ団認定講師の平井です。現役プログラマーから見たプログラミング教育①の続きとして、ロボ団泉大津校でおこなっているロボット・プログラミング教育について書きたいと思います。

プログラミングを学ぶときの問題

まず、「プログラミング」とは何なのか、と言いますと、これは①でも書きましたが、プログラミングとは、何か行われる事(例えば、結婚式のイベントとか、運動会の種目)に対して順番に書き出す作業を指します。別の言い方で簡単に言うと、電卓に計算式を入力していく作業のようなものです。

実際のプログラミングでは、この作業を延々と行っていくわけですが、こういった方法でプログラミングを教えることはしません。なぜか?まだ、動機が弱い中では、この作業は楽しいものではなく、継続して意欲的に取り組むことがむつかしいからです。

それは、子どもだけでなく大人でも同じです。10数年前には、パソコン教室なるものがあふれ、パソコンの操作、Excel、Wordの使い方を一通り教えてもらっても、パソコンを買って年賀状を作って放置、、という感じになってる方も多いのではないのでし ょうか。「事務的に電卓に、数字を入力して結果を求める」作業は、便利ではありますが、楽しいことではありません。LINEやFacebookのようなアプリケーションを作るには、発想も、技術も、時間も足りません。使うのではなく、使われているようになり、やがてパソコンをすみっこに追いやります。

ロボット・プログラミングの魅力

では、当校で子どもたちにプログラミングを教えるツールとして、なぜロボット・プログラミングを使っているのか? その理由は、子どもたちにとって一番わかりやすいし楽しいからです。 自分でロボットを作ることにより、興味も増し、そのロボットが目の前で自分がプログラミングしたとおりに動くとなれば愛着も沸きます。画面上の2次元の世界でなく、実際に、手を動かし、つくりあげたロボットが、この3次元の現実世界でどう動くのか、予測し、プログラミングすることで空間認識力も鍛えられていきます。ロボットを動かして、思ったようにうまくいかなければ「くやしい」と思う気持ち、失敗とチャレンジを繰り返す中で、うまくいったときの成功体験、その時の「うれしい!楽しい!」という気持ちが、また次の学びへとつながっていきます。

プログラミングには、子どもを夢中にさせるようなゲーム的な要素がありますが、ゲームとの大きな違いは、「やらされているんじゃない」という部分があることです。そこで起こることは、すべて自分がくみ上げたもので、「やらされた」ではなく、自分で作り上げたものだという自信や達成感を得ることができる、それがプログラミング教育の醍醐味だと思っています。