ITインフラ先進国の中国からIT後進国の日本の今後を考える。

【ITインフラで世界に後れをとる日本】

ロボ団泉大津校スタッフの堀田です。

最近、中国人の学生と話す機会がありました。

彼が言うには
「日本に来ると、20世紀に来たようで懐かしさをいつも感じるんですよ」

私は彼が何を言っているのか、咄嗟には理解できませんでした。
もう少し聞いてみると
「今の中国では、アリペイを始め、ITインフラがかなり整っていて
日本みたいに現金を御目にかかる機会はほとんどありません。」

「スマホがないと、もはや日常生活が営めないのが北京や上海等です。
タクシーもホテルも買い物も殆どがITを通じてサービスを享受しています。」

私が初めての外国旅行先に選んだのが20年前の中国でした。その時は
「財布を人前で出すな!財布を持てる身分だと思われると強盗にあうぞ!」
とか
「みすぼらしい格好でないと街をうろついてはいけません。日本人だと判ると
なんとか騙そうと色んな人がやってきますよ!」
とかなんとかかんとか。
色々中国人の教師に教えてもらい、生活レベルの格差に愕然としたものです。
財布を持たずに、薄汚れた現金をポケットにしまうのが中国流。
1元で美味しいふかしイモが買えるし、チンタオビールも3元。お金が減らない。
(地方では無くこれは北京での話です。)

一万円を両替して700人民元を受け取ると、そもそも100元札が使える所すら少なかった位です。(お釣りがないから)
700元で、それはそれは贅沢が沢山出来ました。高級料理店でかなり食べても100元いきませんでしたから。

その時代から20年が流れ・・・
もはやITが日常の買い物レベルまでほとんど制覇してしまい、ITがなくては大都市では生きるのもままならない中国に変貌してしまったようです。
当然、物価も日本以上。700元はたいしたお金とは最早思われていないようです。

IT社会の到来も予想を超えた速度で中国の大都市の有り方を変え、日々変化に富んでいるようです。
あの楽天ですら日本に逃げ帰るほど、中国のIT業界は熾烈な競争にさらされているわけですから。

冒頭の学生は、現金でやりとりする日本の生活に、思わず郷愁を覚えているというのが懐かしさの理由なのでした。

【止められないIT化の流れ】

日本でも、アマゾンやネットスーパーを始め、ITが少しずつ生活を変え始めています。

まだまだ中国ほど劇的ではありませんが。
しかし、この流れは世界的な潮流でもあるでしょう。経済や生活は絶えず成長と便利さと進歩を我々に促してきました。このまま立ち止まる日本、という訳にはいかないのでしょう。

今後、未来を担う子ども達の基礎として、ITの素養が今以上に求められる時代がやってきそうです。
別に文科省が強制するしないという卑小な話では無く、世界の動きは米中や欧州なども含め、メガトレンドとしてITやAI社会の到来が確実化しているからなのです。
その動きは隣の大国、中国の今を見ると速度が速まりつつあるようです。